相続手続きの流れ
■相続の開始
相続は、被相続人の死亡によって開始します。(民法882条)
■相続人調査
相続において、相続人が誰であるのかを確定する相続人調査は必須の手続きです。
例えば、遺産分割協議では、相続人全員の参加が必要ですから、相続人が誰であるのかをしっかりと把握しておく必要があります。
相続人調査の際には、被相続人の出生から死亡までのすべての戸籍や法定相続人の現在戸籍などを市役所等に順次請求して調査を行います。
相続人ご自身で調査を行うことももちろん可能ではありますが、そもそもどのような戸籍を取得すればよいかといった疑問も生じるでしょうし、平日に各地の市役所等に行くなどの手間が生じます。また、過去の戸籍等は古いものもあり、判読が難しい場合もあるため、正確な相続人調査を行うためには専門家にご依頼されることをお勧めします。
■相続財産調査
相続財産調査も、相続において必須の手続きです。
どのような財産がどれだけあるのかを確定することは、遺産分割の際に必須ですし、相続税の納付の際にも必須となってきます。
相続財産は、現金、預金債権、不動産、動産、有価証券、知的財産権など多岐にわたります。
預金だけでも被相続人がどの銀行にどれだけ預けているのかなどを調べるには、銀行への照会を行う必要がありある程度時間がかかります。
さらに、不動産に関しては個人では資産価値を算定するのは難しく、専門家による調査が必要な場合もあります。
そのため、相続財産の調査についても専門家にご依頼されることをお勧めいたします。
■遺産分割協議
遺言がない場合等には、相続人の間で、遺産の分け方について話し合って決定する、遺産分割協議を行う必要があります。また、相続人の中には全く付き合いのない方がいるケースも多々ありますので、そういったケースでは、全員が一同に集まって1通の遺産分割協議書を作成するのではなく、特定の相続人が別の相続人から相続分を買い取る形で個別に合意書を作成することもあり得ます。遺産分割の話し合いにおいては利害対立が生じて、相続人間で紛争が発生してしまうこともよくありますので、やはり事前に専門家によるアドバイスを受けた上で対応を進めることが最適といえます。
この他にも相続においては様々な手続きが必要です。相続手続きについてどんなことでも結構です。何かご不安なことがありましたらお気軽にYz法律事務所までご相談ください。
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