訴訟

　訴訟とは、法廷で、双方の主張を聴いたり、証拠を調べたりして、法令を適用して紛争解決を図る手続きのことをいいます。

　法律上（私法上）のトラブルが発生すると、すぐさま「訴訟で決着をつける」と考える方は少なくありません。しかし、実際のところ、訴訟はさまざまな手続きを経てもなお、紛争解決に至らない場合の最終手段として用いられ、いきなり訴訟を提起することはまずありません。これは、訴訟には、①費用や時間・手間が非常にかかる、②こちら側に不利な判決がなされるリスクがある（費用と時間が無駄になる可能性がある）、③手続きが複雑で弁護士に依頼しなければ手続きをスムーズに進められない、④精神的負担となりやすいなど、デメリットが数多くあるためです。

　通常は、当事者同士やその代理人（弁護士など）が話し合い、解決を目指す「示談」がまず行われます。双方が妥協し、合意が得られれば、和解契約を締結して紛争を解決します。また当事者での話し合いでは合意形成できない場合は、調停委員が仲介して話し合いを進める「（民事）調停」を利用する方法もあります。また、いわゆる「ADR（裁判外紛争処理手続）」と呼ばれる、仲裁、調停、あっせんなど、裁判外の手続きにより、法的紛争を解決する方法も検討してみましょう。ADRは司法機関によるもののほかに、行政機関（国民生活センター、消費生活センター、労働委員会、紛争調整委員会、建設工事紛争審査会など）によるもの、民間機関（各地弁護士会、業界団体・消費者団体、全国銀行協会、日本貸金業協会など）によるものなど、さまざまな種類があります。

　訴訟に至らない段階でも、弁護士が活躍する場面は多々あります。お困りの際は、まずは弁護士に相談することをおすすめします。

　Ｙｚ法律事務所は、大阪市、西宮市、堺市、神戸市を中心に、大阪府、兵庫県、京都府、奈良県、和歌山県、岡山県、滋賀県、徳島県における訴訟に関するご相談を承ります。
　当職は、「この先生に依頼して良かった」とクライアントの皆様に実感して頂けるよう、「スピード感」と「話しやすい雰囲気作り」を意識し、最適な解決策をご提案します。
　訴訟でお困りの際は、当職までご相談ください。